便秘になるとおならが臭くなる・回数が増えるワケ

便秘が続くと、おならが臭くなったり回数が増えてしまうことはないでしょうか。
ただでさえ辛い便秘なのに、おならが臭く回数まで増えるなんて、まさに踏んだり蹴ったりです。

ここでは便秘とおならの関係について解説していきます。

便秘でおならが臭くなる仕組み・メカニズム

ニンニクやお肉など、おならが臭くなる物を食べてないのに異様におならが臭い
出る回数も多いし、一体なぜ?と思う事はありませんか?

もしかしたら便秘が関係している可能性があります。
まずはおならが臭くなる原因を知っておきましょう。

「おなら」とは?外から取り込んだ空気や体内ガス

おならの正体は、口や鼻から飲み込んだ空気と、食物を消化する中で腸内細菌から発生したガスが混ざったものです。
臭いイメージがあるかもしれませんが、基本的に無臭とされています。

主な成分は酸素・二酸化炭素・窒素・水素・メタンなどです。

個人差はありますが、おおよそ1日に200~2,000ml程度のおならが体内で作られます。
成人が1日にするおならの回数は7~20回前後だと考えられています。

おならは呼吸や食事に伴う空気の取り込み、そして消化によるガスの発生にあるので、おならは発生して当たり前と考えてください。

おならが臭くなる理由は悪玉菌の増加が原因

おならが臭くなる理由は悪玉菌の増加 おならは基本的に無臭ですが、現実のおならは必ずしも無臭ではありません。

実はおならは腸内環境の状態を知らせてくれるバロメーター的な役割をしています。
おならのニオイによって腸内環境の良しあしが分かるとされています。

腸の中に大腸菌やウェルシュ菌といった悪玉菌が増え、腸内環境が悪化していると、アンモニアや硫化水素、インドールなど臭いのある成分が生み出されます。
これらがおならを臭くしている原因です。

例えば肉や卵といった動物性タンパク質や脂肪、アルコールなどを摂り過ぎると、悪玉菌が増殖し、臭いのあるおならを多く発生させます。
こういった食品やアルコールは摂取量を調整するなど、対策を立てておくのがいいでしょう。

腸内に善玉菌が多い状態なら、おならはあまり匂いがしません。

便秘が原因でも悪玉菌は増加してしまう

便秘になると、便が通常よりも長い期間腸内に留まっていることになります。

腸内に留まる便は悪玉菌の増加を加速させ、結果として臭いおならが生産されやすくなります。

便秘でお腹が臭くなるのは、
「便秘になる → 悪玉菌が増加する → おならが臭くなる」
というプロセスを辿るからなのです。

また、便秘はストレスによっても引き起こされます。

先ほど説明したように、便秘はおならが臭くなる原因の1つです。
つまりストレスはおならが臭くなる要素の1つと言っても過言ではありません。

ストレスを減らすことは臭いおなら対策に繋がるので、ストレスをできるだけ溜めないよう、発散方法などを考えるといいでしょう。

おならの回数が増えるのは腸内バランスの乱れ

おならの回数が増えるのは腸内バランスの乱れ 臭い以外で困るおならの悩みと言えば、出る回数ではないでしょうか。

おならが異常に多い場合は腸内バランスの乱れを疑ってください。

腸内には大きく分けて善玉菌と悪玉菌、2つの菌が存在しています。
この2つのバランスが崩れると、おならが出やすくなるのです。

おならの回数が多く、ニオイも臭い場合は悪玉菌が増えている証拠です。

「腸内バランスが乱れる」とは、どんな状態か

先ほど腸の中には善玉菌と悪玉菌の2つの菌が存在すると書きましたが、もっと深堀して説明すると、善玉でも悪玉でもない菌も多く存在しています。

善玉でも悪玉でもない菌は「日和見菌」などと呼ばれ、善玉菌の活動が多いときは特に何もしませんが、悪玉菌が増えて活発化すると、人体の害になる働きをすることがあります。

腸内バランスが乱れるとは、簡単に言えば悪玉菌が増えてその活動が優位になった状態をいいます。

悪玉菌はおならを臭くする原因だと説明しましたが、おならの総量を増やす作用も持っています。

おならの回数を抑えるには悪玉菌の活動を抑えて腸内バランスを整えることが大切です。

どんなことをしたら悪玉菌の活動が活発化し、腸内バランスが崩れるのか代表的な例をご紹介したいと思います。

早食いでも腸内バランスが乱れる

意外かもしれませんが、早食いで腸内バランスが乱れる可能性があります。

早く食べるとよく噛まずに食べ物を飲み込むため、消化の際に胃腸への負担が増してしまいます。
これが元で便秘になって悪玉菌が活発になるおそれがあります。

また早食いをすると食事のときに通常より多くの空気を取り込んでしまうため、結果的におならのもとになるガスが体内に蓄積されやすくなります。

ゆっくりとよく噛むことで便秘対策とおなら対策が同時に実行できます。
食事のときは早食いしないよう心掛けてください。

食物繊維の過剰摂取でおならが増える

食物繊維の摂り過ぎでおならが増える 食物繊維には便通を整える効果があります。
しかし過剰に摂り過ぎると腸内バランスを崩す原因となってしまい、便秘の原因に繋がることもあります。

おならの回数が多いと思ったら、少し食物繊維の摂取量を減らしてみるなどして、腸内バランスの改善に努めてください。

また、食物繊維の種類を変えてみることも大切です。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2つがあります。

このうち水溶性食物繊維を意識して摂取することで、腸内バランスを整える効果が期待できます。

水溶性食物繊維は海藻やこんにゃくなどに多く含まれています。

一方、不溶性食物繊維は野菜(特に根菜類)、豆類、きのこなどに多く含まれています。

根菜にはイモ類が含まれます。

「さつまいもを食べるとおならが出る」と言いますが、これは不溶性食物繊維を多く含んでいることが関係しているからです。

便秘はおならにも悪影響を及ぼす!まとめ

  • おならは外から取り込んだ空気や体内ガス
  • おならが臭くなる理由は悪玉菌の増加
  • おならの回数が増えるのは腸内バランスの乱れ
  • おならは腸内環境の状態を知らせてくれるバロメーター的な役割
  • 早食いや食物繊維の過剰摂取でもおならが増える

以上のように、便秘はおならの臭いや回数にも、大きな影響を与えます。
反対に言えば便秘を治せば、おならの悩みも改善できるのです。

特に善玉菌は、30代以降になるとどんどん減ってしまうので、気を付ける必要があります。
採りすぎは良くないですが、悪玉菌が増えている時は善玉菌のモトとなる食物繊維や乳製品を摂取し、善玉菌を増やし腸内バランスを整えることで便秘解消、おならの臭いや回数も減るでしょう。

においのないおならは腸内環境のバランスが取れていることを表す良いおならなので、おならが出た時に意識をしてみると良いかもしれません。

またおならは口の中から入る空気も含まれるので、飴やガムなどを良く食べる人も出やすくなります。
そういった食品は避けておくのも良いかと思います。

本記事の内容を参考にして食事に気を配り、ストレスを溜めないようにするなどして便秘の解消に努めることで、おならの臭いや回数も改善していきましょう。