朝いちばん、コップ1杯の冷水で便意が来る理由と便秘解消への効果

水分が不足すると便秘になりやすくなるため、毎日こまめに水分をとることが大切です。
中でも朝いちばんにコップ1杯の水を飲むことで、腸のぜん動運動を促す効果が期待されています。
便秘解消に効果的といわれている「朝1番の水」効果や、適切な飲み方について解説します。

朝いちばんの水が便秘に効果的な理由と適切な飲み方

便秘になる理由は様々ですが、基本的には腸の中で悪玉菌が増えると便秘になりやすくなり、便秘になると悪玉菌が増えやすくなる、といった悪循環が起こります。

便秘薬(下剤)に頼らず、スムーズで快適な排便が来ることは、身体の調子を整え美容やダイエットにも効果があります。
辛い便秘を繰り返さない為にも、日々便秘対策を行っていきたいものです。

食生活や睡眠、ストレス解消、運動など便秘解消対策には様々な方法がありますが、「朝起きたらまずコップ1杯の水を飲む」という習慣は便秘に効果が高いと言われています。

コストもかからず手軽に出来る方法なので、非常に良い便秘解消法ですが、なぜ起床時の水分補給が大事なのでしょうか。

朝いちばんの水で便意を感じる仕組みや、飲む量、氷を入れたほうが良いか?まで具体的に解説していきます。

朝いちばんの水で便意を感じる仕組み

朝いちばんの水で便意を感じる仕組み

まず、起床してから最初に水を飲むことで、睡眠中に失われた水分を補給することが出来ます。

睡眠中も身体の水分は失われていますから、失われた水分を補給する為にも朝一番の水は摂取しておいた方が良いでしょう。

さらに水を飲むことによって「胃結腸反射」を促します。
胃結腸反射は、胃腸のぜん動運動を促すとされるもので、コップ1杯程度の水でも生じるのです。

朝起きたばかりの時は、まだ胃腸が動いていない時間帯です。
この時に水を飲むことで腸が目覚めるといわれています。

そして水を飲むと胃に重さが加わり、下にある大腸を押してくれます。
その刺激によって胃結腸反射が起き、腸のぜん動運動が活発になるため便意が促されやすくなります。

さらに水分を摂取することで便が柔らかくなり、スムーズな排便に繋がりやすくなります。

朝いちばんの水を飲む量や飲み方

朝いちばんの水を飲む量や飲み方

朝いちばんに飲む水は、コップ1杯程度で構いません。

胃にある程度の重みが加わることが重要なので、水の量が少なかったり、少しずつ飲んだりするとあまり意味がありません。

コップ1杯程度(200~250ml)を目安に一気に飲むようにしましょう。
水がどうしても飲みにくい場合は、常温の水、またはお湯を飲むようにします。

人によっては、冷水だとお腹が冷えてしまい、返って便秘をひどくする可能性もあります。
特に女性はお腹周りを冷やすのはあまり良くないので、ぬるま湯かお白湯を1杯飲むなどするのが良いでしょう。

そして便秘でお悩みの方は、1日を通して1.5~2リットルの水を飲むことを心がけましょう。
一度にたくさん飲んでも尿として排出されてしまうので、水分補給にはなりません。

この時、摂取する水分は「水(お湯)」がベストです。
コーヒーや紅茶などは利尿効果があるとされ、かえって体内の水分が足りなくなる可能性もあります。
水やお湯、牛乳、豆乳などがおすすめです。

また授乳中の女性は水分が足りなくなる時期のため、より積極的に摂取するようにすると良いでしょう。

氷を入れた冷水の効果

朝1杯飲む水は、氷を入れたほうが良いのでは?と思う方もいるでしょう。
体調に支障が出ず、一度に飲めるなら問題ありませんが、氷を入れた冷水はなかなか一気に飲めないものです。

また氷水を一気に飲むことで頭が痛くなる人もいます。
そうすると毎日続けるのが苦痛になってしまうため、あまりおすすめできない方法です。

もし氷水を一気に飲むのが苦痛でない人であれば、続けてみるのも良いですが、そうでない場合は無理に氷を入れる必要はありません。

常温の水道水やぬるま湯でも、続けていれば十分に効果は期待できますので、毎日続けられるよう自分が飲みやすい水を飲むようにしましょう。

水を飲むことで自律神経を整える効果もある

朝いちばんに水を飲むことのメリットはほかにもあります。
朝起きてから飲む水は、自律神経のバランスを整えてくれるとされています。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は体を活動的に動かしてくれる興奮モードの状態を司っています。

副交感神経はその反対で、体全体をリラックス状態にもっていってくれる神経です。
この2つのバランスが整うことで、昼間は交感神経で活動的に、夜は副交感神経でリラックスというリズムが保てるのです。

交感神経は朝から動きはじめ、昼をピークにして徐々に下がっていきます。
反対に副交感神経は昼からゆっくり上がりはじめ、夜になって優位になります。

そのため朝は副交感神経が優位な状態から、交感神経に切り替わる時とされています。
この特に副交感神経が下がりすぎていると、イライラしやすい状態になってしまいます。

そこで助けとなるのが水です。

副交感神経は胃と腸をコントロールしているとされます。
水を飲むことによって胃腸が活発に動きだすと、副交感神経を刺激することができて、バランスが整うといわれているのです。

加齢とともに副交感神経は低下するといわれているため、毎朝コップ1杯の水を飲むことを習慣づけましょう。

朝にコップ1杯の水を飲む以外に行いたいこと

朝にコップ1杯の水を飲む以外に行いたいこと

自律神経を整えるには、腸内環境を整えることも重要です。

便秘を解消することで、副交感神経が動きだし、自律神経のバランスが良くなるとされています。
そこで朝起きた時にコップ1杯の水を飲む以外にも行いたいことをご紹介します。

・朝食を食べる
「忙しい」「朝は少しでも寝ていたい」と思い、朝食をとらない方も増えています。

しかし便秘解消には腸を動かすことが大切です。
コップ1杯の水を飲んだあとは、朝食をしっかり食べましょう。

特に便のかさを増やしてしっかり排便するには、炭水化物がおすすめです。

お米や小麦などの中には炭水化物のほかに食物繊維も含まれています。
同時にとることで排便を促しやすくなるのです。

どうしても難しい方は、バナナなど軽いものをお腹に入れましょう。

・トイレに座る習慣をつける
朝食のあとは、トイレに行くという習慣をつけましょう。

便意を我慢し続けることで起こる便秘は、便意を感じなくなっていることも多いです。
そこで毎朝トイレに行くことを習慣にすることで、排便を促しやすくするのです。

朝いちばんの水を習慣化して便秘解消!まとめ

朝いちばんの水を習慣化して便秘解消!まとめ

  • 起床してから最初に水を飲む
  • 飲み方はコップ1杯程度(200~250ml)を目安に一気に飲む
  • 無理に氷は入れなくて良い
  • 自律神経のバランスを整える効果も期待できる
  • コップ1杯の水の後は朝食・トイレに座る習慣も付ける

上記が、今回の記事でのまとめになります。
朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲むという行為は、簡単なので今日からでも始めやすい方法です。

また朝一番の水は便意を我慢して便意が来なくなってしまい、がんこな便秘になってしまった方にも効果的です。

このタイプの便秘は直腸の入り口にある排便のセンサーの反応が鈍くなり、便意を催さなくなり、腸内に留まった便の水分が大腸内へ吸収されます。
それにより便が硬くなってしまい、トイレへ行っても出にくくなってしまうのです。

朝起きたらすぐに、コップ一杯の水を飲むと、大腸が刺激されて便意を催しやすくなりますので、毎朝の習慣にすれば段々と便意を取り戻しやすくなるでしょう。

ぜひ毎朝の習慣にして、腸の動きを活発にしてみてはいかがでしょうか。